千葉県野田市では、家族葬を選ぶ人が増加傾向にあります。

その理由としてはいくつかあり、まず１つは日本人の寿命がかなり長くなったことが関係しています。

お亡くなりになる年齢が高くなったため、会社などを定年退職してから、かなりの月日がたっています。

そのうちに会社関係者とは疎遠になってしまい、亡くなる年齢の時には葬儀に会社関係者を呼ぶことを躊躇うことが多くなっています。

それと同じように、親戚付き合いも昔と比べて希薄になっていることから、遠縁の親戚を呼ぶのを躊躇うことが多くなっています。

そこで普段からお付き合いをしている親戚や家族だけが参列する家族葬を選ぶようになっています。

また、ご近所付き合いも以前と比べて疎遠になっていることが多く、一戸建ての住宅街であれば多少のお付き合いがありますが、マンションや賃貸物件の場合は、隣に住んでいる人とも交流がないことは珍しいことではありません。

そのため葬儀を行うときにもお知らせをすることはなく、家族だけで葬儀を終わらせようと考えることが増えています。

そして家族葬が増加している理由として、金銭的な問題があります。葬儀を行うときは、葬式を行う斎場を借りる費用や参列者への飲食物、香典返しなど想像しているよりも多くのお金がかかってしまうことがあります。

しかし家族葬を選ぶことによって、参列者の数をあらかじめ予想することができるので、無駄に飲食物や香典返しを用意する必要がありません。

そして参列者が少ないため、葬式を行う会場も比較的小さめの会場で十分に間に合いますから、それだけ斎場を借りる費用を安く抑えることができます。

そして家族葬が増加しているその他の理由としては、葬儀をもっと静かに、そしてアットホームな雰囲気にしたいと考える人が増えたことです。

信仰している宗教などにこだわらずに、故人を最後まで寄り添うことや、遺族への負担を軽減することを考えて、家族葬を選ぶ人が増えています。