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散骨とは
2023/02/24
散骨とはその名前の通り亡くなった人の遺骨を自然に還すのが特徴です。
世界各国にはそれぞれの国に根付いた風習によって遺体や遺骨の扱い方法が異なりますが、日本の場合現在は火葬して遺骨をお墓に納める方法が一般的です。
しかし近年は価値観の多様化や宗教観に変化が生じているため、従来のようなお墓を持つことに意味が見いだせなくなった人、金銭的もしくは精神的負担が多くお墓の管理は難しいという人などが増えてきました。
また死んだ後は生き物が本来あるべき姿と同じように、自然に還りたいと願う人も少なくありません。そんな人たちのニーズにこたえて注目を集めているのが遺骨を散骨する方法です。
遺骨をそのままの状態で散骨するのは法律に触れるためできませんが、さらさらの粉末状になるまで遺骨を粉砕し、散骨可能な山や海などに撒く方法が一般的です。金銭的余裕があれば成層圏や宇宙空間に散骨するサービスを選ぶのにもロマンがあるでしょう。
遺骨の加工から撒く場所の許可を取ったりといった一連の手続きは、すべて自分で行うことも可能ですが、素人がやろうとすると非常に煩雑であるため、代行業者に依頼することが多いでしょう。
なかには散骨する際も代行業者だけで行える場合があるため、年齢や体が不自由な人でも気軽に依頼できるでしょう。
散骨は一度行ってしまうと二度と元に戻すことが出来ないため、決断を下すときは慎重に行うことが重要です。家族がいる場合は必ず話し合いをして同意を得てから行うのがおすすめです。
全く身よりがない人や、家族に負担をかけることが心配だという人は元気なころからでも生前予約をしておくことが出来るため、自分が死んだあとのことを考えて散骨という結論が出た場合には生きているうちに予約をしてみるのも良いでしょう。料金や手数料などについて予めきちんと説明を受けておき、後から後悔しないよう準備を進めておくのがおすすめです。そうすれば故人も残された遺族も満足できる形で最期を迎えることが可能です。