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家族葬と密葬の違い

2023/09/13

葬儀のスタイルも多様化

生前葬や自宅葬や散骨や音楽葬や樹木層や宇宙葬や社葬やオンライン葬や合同葬や市民葬や自由葬や自然葬や直葬や一般葬など、お葬式のスタイルは時代とともに変わりつつあり多様化していますが、今需要・人気が高まってきているスタイルと言えば密葬と家族葬です。お通夜から告別式まで一通り行う大規模な一般葬とは異なり、小規模でコンパクトで費用が安く抑えられるというのが特徴です。

家族葬と密葬

家族葬と密葬は似て非なるものであり、それぞれ趣旨が異なります。密葬と家族葬の違いについてですが、家族葬はその名の通り家族や親族や親しい間柄の人のみが参列する小規模な葬儀であるのに対し、密葬はその後に行う大規模なお別れ会の前の取り急ぎ行う葬儀という位置付けです。

家族葬の場合は完結型のお葬式となりますが、密葬の場合は後日大勢の人が参列する本葬が行われるケースが多いです。両者の共通点は30人以下の少人数で行われるという点で、一般葬に比べて費用が安く経済的です。どの範囲まで呼ぶべきかという問題と隣り合わせですが、家族や親族に限定するのが一般的です。

範囲を広げてしまうときりがありませんし、密葬の場合は訃報を流さない状態で行うことがほとんどですので、家族・親族以外を呼ぶと情報が洩れるリスクがあるので注意しなければなりません。家族以外の誰かを呼ぶ場合は、密葬の趣旨を正しく理解してもらって訃報が流れないようにという旨を事前に伝えておく必要があります。

一般葬で多くの人にお通夜や告別式に参列してもらいたい場合は、職場などで訃報を各所に通知することになりますが、密葬で家族や親族のみで葬儀を済ませる場合は、訃報を通知する際にその旨を記載して香典も辞退します。

故人に寄り添いゆっくりとお別れをすることが出来たりコストを抑えられたりなどのメリットがある小規模な葬儀ですが、生前お世話になった人たちを呼べず参列したいと言われても断らなければならない、香典がもらえないというデメリットもあります。

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