野田生まれの野田育ち、お酒に関係する仕事をし、晩年は野田ガイドの会の立ち上げメンバーとして活動するなど、自分が働くということにしっかり向き合っていた人でした。
小さい頃の思い出でも、朝早く出かけ夜遅く帰ってくる姿を一番覚えています。そんな父は仕事でも取り扱っているお酒が好きな人でした。しっかりと働き、大好きなお酒を楽しむ、そんな日々を送る背中を見ていました。
どちらかといえば寡黙な人でしたが、世相を考えた家族のためになる言葉を短くとも伝えてくれました。例え一言二言と短くても重要なことを教えてくれる、そんな人でした。

本人は生前何も言わなかったです。ただ一言だけ「母の親戚」だけに報せてくれと言われていたのみです。思ったことは、死ぬことを「本当」に想定して準備をできる人はいないのではないか、ということです。右も左もわからない中で、葬儀という事実だけが迫ってくるという状態でした。人は突然死んでしまう、予告や準備などなく。全てが終わった今思えば「ああしておけば、こうしておけば」という事はある気もします。

父が亡くなる少し前、母が脳梗塞で倒れてしまい、病院に入院となりました。その時、父は要介護３という状態でしたので、自分が自宅で介護をしていました。
その日は、朝昼と一緒に食べていましたが、夕飯を買い出しに行き戻った時には既に冷たくなってしまっていました。１時間も経っていなかったと思います。冗談じゃない、冗談はやめてほしい、冗談であってほしい、そう思いました。
すぐに救助隊を呼びました。隊員の方がAEDを２回してくれたことが印象に残っています。
病院に行き蘇生を試みてもらいました。心臓は動いてくれましたが、最終的に体温が戻る事がなく、父は亡くなりました。

父が死んだという事実を受け入れる時間もなく、１０分もしないうちに病院サイドからマニュアルの様に「葬儀社はどこで」と聞かれました。正直、こちらはパニックになっていました。連絡もいる、墓はどうする、まず何をしたらよいか、全てが同時に押し寄せてくる感じです。例えるなら、古文の問題を解きながら数学の難問を同時に解決させなければならないような。
ほんの少しでも時間が欲しい旨を伝え、父は霊安室に。右も左もわからないまま自宅に戻り、気づけば早朝になっていました。毎朝ウォーキングをしている道を、父との思い出を思い出しながら歩いていた時、その道にある菩提寺のことを思い出し、住職に電話をしました。そこから紹介を受けたのがあさひ葬祭さんでした。

言葉にある通り、右も左も分からないという状態でしたが、分からないことをちゃんと聞いてもらい、教えて頂けた事に感謝しています。特に良かったのは応対の平井さんがワンツーの返しで回答をしてくれた事です。香典返し一つとっても選び方や渡し方、段取りなど分からない部分は出てきます。また、コロナ禍ということもあり、やるべきこと、やらなくてもよいことも出てきました。そういった各種の疑問に対しての回答も含め、応対が早いのは一番良かったと感じました。

この素晴らしい会社をもっとみんなに知ってほしい、そう思い今回のインタビューを受けました。そう思わせてくれる会社です。
人生で２回しかない両親の葬儀ということの中で、ああしたい、こうすれば良かったと思う事は今もあります。でも１回か２回しかないこと。その出来事を迎える方にお伝えしたいのは、この会社は報連相のしっかりしている良い会社だということです。
人から相談を受けたとき私はあさひ葬祭さんを紹介します。皆様のご判断の一助になれば幸いです。