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東京都の直葬:少子高齢化による問題
2023/01/19
東京は特に少子高齢化が顕著なエリアです。
東京都にはキャリアを積むため、起業するために集まってきている人が多く、家庭や子供を持つよりもビジネス優先で生活を営んでいる人も少なく有りません。
そして東京都は、日本の首都であり政治経済の中心である他、非常に物価も高い場所であるのです。
地方でのサラリーマンのランチの額が500円程度であれば、東京のサラリーマンは1500円程度のランチを食べているともいわれ、このことからも物価が高く住みにくい地域であることが自ずとわかってきます。
他にも教育費、住居費などすべてが割高で有るために、とても子供を産み育てることが難しいと判断し、生涯子供を持たない世帯も多いです。
子供を持たない家庭は、若いころは問題をさほど感じることは有りませんが、高齢になると不便さや不自由さを実感することになります。
例えば高齢になり子供がいないと、その生活を見守り通院や食事のサポートをしてもらえないケースも少なく有りません。
さらには体調が悪い時でも誰も頼る事が出来ず、そのまま命を落とす高齢者も見られます。
発見が遅れるとご遺体の腐敗も進み、賃貸オーナーや近隣に迷惑をかける事にもなるのです。
このように独居の高齢者で命を落としてしまうと、訃報を伝える親族もいないことも少なく有りません。
この場合火葬や葬儀の段取りは行政が肩代わりすることになります。
行政では一般葬や家族葬など大々的な葬式は執り行わず、直葬と言うスタイルで葬儀を行うことになるのです。
直葬とはご遺体を直接火葬場に搬送し、荼毘にふす直前に簡略化した葬式を行います。
僧侶による読経と焼香のみで即荼毘にふすのです。
この直葬と言う形式は、コストも非常に安く十万円前後と言われますが、年々この費用の負担が行政に重くのしかかってくるようになっており、社会問題に成って居るのです。
東京都と言う税収の良い自治体でも負担がかさみ財政を圧迫することに成って居るので、地方山間部の行政はさらに圧迫していることになります。