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直葬(火葬式)とは
2023/01/22
ウィズコロナ時代の昨今、静かな人気をよんでいる直葬(火葬式)というお葬式の形態をご存知でしょうか?
この記事ではこの小規模の葬式についての疑問を解決していきます。直葬とは通夜・葬儀・告別式な葬儀儀式を一切行わないご葬儀のことを言い、故人様をご安置した場所から火葬場に搬送し火葬と収骨のみを行うスタイルになり「火葬式」とも呼ばれています。
通常の葬儀に比べると逝去から火葬式までの時間がとても短く、火葬炉の前で5分から10分ほどのお別れで直接火葬という流れのため、読経も省略されることが多く故人とごく親しい間柄の方のみの参列となるところが特徴です。
亡くなってから7日目に行う「初七日法要」も同時に済ませてしまう場合もあり、全体的に儀式を省略したお見送りです。
葬儀費用の全国平均相場はおよそ200万円ほどであり、約6割がお通夜・葬儀・告別式の施行費や会食費ですが火葬式はこれらを行いません。
そのため祭壇などの葬儀一式費用や参列者のご飲食代・会葬御礼、お布施などの宗教関係者費用などの費用が抑えられ、弔問対応などのご遺族の負担を軽くするという利点があります。
特にご遺族が高齢や闘病中などのやむを得ない事情がある場合、不安や負担を軽減・解決した直葬(火葬式)のような形態は心強いものです。
昨今では新型コロナウイルス感染症の感染拡大により伝統的な儀式の流れを踏襲することが難しくなっており、参列や葬儀を自粛するなどの考えからもその解決方法として選ばれる傾向が見られます。
火葬式は新しいお葬式の形態であるため、これまでのものと比べると周囲の理解が難しいところがあります。
場合によっては菩提寺への納骨を認めてもらえないという事態になることも珍しくありませんので、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
直葬(火葬式)は儀式を省略したお葬式ですが、故人をしのぶ気持ちに変わりはありません。あたたかい雰囲気のなかで故人様をお見送りしましょう。